Hemakovichの半永久的平坦な戦場

パニック不全神経症者が落ちてゆくカムフラージュ

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なかなか死ねない

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「なかなか死ねない彼岸花咲く」

by 種田山頭火






日曜なので洗車をしようと思ったが、暑くて疲れて出来なかった。
きっと、小学生の甥と野球をしすぎたせいだろう。

甥と野球をすると本気になってしまう。
速い球をど真ん中に投げても振ってくれなくて、「ボール」と言われる。
だからといって緩い球を投げると、打たれる。
遠くまでボールを拾いに行かされる。
だから、「速くないけど角度のあるボール」を投げて、三振をとらないといけない。
当然球数が増える。
スリーアウトをとったら、今度はバッター。
バッターとピッチャーを繰り返して、5イニングぐらいやる。

疲れないわけがない。

球審をやってくれる家族が欲しい。

甥には父親がいないし、野球が好きなのは家族の中で僕と祖父(僕の父親)しかいない。
四捨五入すれば70近い親父は関節痛がある。
そして親父は僕のように暇ではない。
だから僕が甥に付き合う。

相手は小学生だから下手糞だとバカにされるので、癪に障る。

でも甥は僕には気を使うから、決して、
「野球しよう」
とは言わない。

「野球する?」
と質問形で誘う。

そう言われると、姉(彼の母親)からゲームの時間を決められて暇を持て余しているのも可哀相だし、実は僕も野球をしたいので、つきあってしまう。

しかし、翌日は筋肉痛。

仕事がつらい。






人は生き方が限られているから、

自分でも他者でもない、ほかの何かから望まれるようにして生き方を受容することもある。









映画「人のセックスを笑うな」の挿入歌が、最近の僕の日常をリピートする。










この作品の、この曲に、「京都の鴨川の桜」ってのは、大学時代を京都で過ごした人間には、分かる過ぎるくらい分かる。

ていうか、この雰囲気にこの画像って、ほとんど「泣け」と強制されてるくらい、分かる。

元FishmansのHAKASEさんが音楽担当ってのも、Fishmans全盛期に20代を過ごした僕にはツボ過ぎて、笑う。

「人のセックスを笑うな」に、この音って、感傷を扇情するよね。ある種の世代に。
ていうか、「あの頃の不安定は懐かしいよね」って結論だよね。

気持ち的に楽な生き方も、ある程度の成熟もなかったけど、
ミクシィとかインターネットとかなくて良かったんだよね。

「人のセックスを笑うな」って、原作飛ばし読みで、映画も数シーン見ただけなんだけどね。
あれはどう読んでも、女の作者が書いた非現実的な男主人公キャラって比喩が多すぎて、ついていけなかったんだけどね。
タイトルと映画の挿入歌がいいんですね。

「人のセックスを笑うな」ってタイトル、確信があって好きなんですよね。

作者は「本屋で、同性愛の本の棚の前でクスクス笑っている人を見たときに思ったことば」らしくて、その辺の安っぽいリベラルは鼻持ちならないんですけどね。
朝日新聞の取材に対するコメントだから冗談かもしれないんですけどね。

セックスっていうすっごく個人的なコンプレックスに対する自己受容的な力強い肯定感であるような気もするし、
セックスしてる時の誇張された嘘くさい自分の姿態に対しての客観的な自嘲って気もする。

この場合、たぶんセックスというのは人生に対する隠喩であって、
「笑うな」という力強い断定の中から、すり抜け、こぼれ落ちてくるもの、逆説的な日々への恐怖や理不尽な悲喜劇に対して、物悲しさを明るく労わるまなざしが、あるように感じるんですね。




ただ、かっこよすぎるきらいもあるんですよね。

「俺のオナニーを笑うな」
「35歳の素人童貞を笑うな」

こういうタイトルの方が、小説にならなくてもいいから媚びなくて好きですね。






ただこの曲を聴いてると、
「一生懸命気持ちいいセックスを彼女にするんだ」と思ってたような一時期の、
いじらしいまでに涙ぐましく隔たりを埋めたい不可能な努力に自分の全てを傾けた頃の雰囲気を思い出せて、
過去の自分を優しくからかい気味に懐かしむ気持ちになるんですね。





ありえなかったことは、当然のように破局してきたんですよね。


なかなか死ねずにだんだん生き残って生きていると、
ありえずに当然のごとく破綻していったもののすべてに、昇華された現在を感じるんですね。


おなか一杯になると、新型インフルも唐突な犬死も怖くなくなります。

求められるままに生き方を背負ってきたのだから、人生になんの借財の思いもありません。













「人のセックスを笑うな」のHAKASEさんもいいんですけど、

最近こういうPVを見てると、安心して癒されます。











こういう曲も映像の雰囲気も、こういう女性もタイプです。





「そこはかとなく」ってのが好きなんです。

僕的に生きてる感じがするんです。





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